行ったり、見たり

どこかへ行ったり見たりしたときの記録

読書メモ 食べ物の考古学/学生社

『食べ物の考古学』 学生社 2007

発掘された遺物から時代の食文化を紐解いた本です。

 

特に鎌倉武士の食文化、河野眞知郎先生の章が面白かった。

武士は赴任してきてるから自給はしてなかったとか。

鎌倉時代の第一の魚はタイじゃなくてコイだとか。

食事マナー(田舎の方の武士はマナーがまだ形成されていない)とか。

室町時代になると作法が確立される模様。

 

樋泉岳二先生の章の

縄文人三内丸山遺跡)はニワトコの実をたくさん使って絞っていたようだ。

そこから酒をつくっていたのではないか。

というのも興味深かった。

 

ウホウホ狩猟とかだけしていた訳じゃないんだな。

他の章ももちろん興味深いので再読したい。